3-1条 コーチの権利
コーチは以下の権利が保障される。
- 選手やチームのために器械の高さを変える申請書を新技申請書を提出すること。
- ポディウムでのウォームアップに際し、選手やチームを手助けすること。
- 選手やチームのため、競技の際に器械調整を手伝うこと。現種目と次種目の最終演技とその得点公開を待ち、コーチは次種目の器械の準備を行うことができる。
- つり輪および鉄棒において、懸垂姿勢になるために選手を持ち上げること。
- 平行棒において、グリーンライト点灯後も跳躍板を移動させるためにポディウムに留まること。
- つり輪および鉄棒において、安全上の理由で、演技中ポディウムにとどまること。
- すべての種目において、選手が器械から落下した後の所定の時間や、跳馬において第1跳越と第2跳越の間に選手に助言を与えたり手助けしたりすること。
- 演技終了後、速やかに選手の得点が公開されること、または当該競技会の競技規則に応じて公開されること。
- すべての種目において、選手の負傷あるいは器械の不具合に対処すること。
- 上級審判員に問い合わせすること(3-4条参照)。
- 上級審判員にタイムやライン減点の再確認を求めること。
3-2条 コーチの義務
- 採点規則を熟知し、コーチとしてふさわしい行動をとること。
- 採点規則、または競技会で適用されるFIG競技規則に則り、チームのオーダー用紙や、その他の要求される情報を提出すること。
- 器械の高さを変えないこと。また跳躍板のバネを加えたり、取り外したり、配列を変えないこと。
- 競技進行を遅らせないこと、審判員の視界を遮らないこと、また他の参加者の権利を妨害したり不当な扱いをしたりしないこと。
- 演技中に選手に話かけないこと。または他のいかなる方法(合図を送る、大声を出す、声援を送る等)によっても手助けしないこと。
- 競技中は審判や競技エリア外の人々と話をしないこと(例外:チームドクター、団長)
- その他の不規律で不謹慎な態度をとらないこと。
- 競技中は常に公正でスポーツマンにふさわしい態度であること。
- 表彰式にはスポーツマンにふさわしい態度で参加すること。
- 注意:スポーツマンにふさわしくない行為と違反に関する減点を参照
3-3条 罰則
注意:チームのコーチ2人のうち人が、競技会場より退場となった場合、大会期間中において他のコーチを一度に限り代替することができる
・初回の違反:イエローカード
・2回目の違反:レッドカード、これ以降コーチは残りの競技から退場となる。
※コーチが1人の場合、残留することができるが、次の世界選手権、オリンピック競技会に参加登録することはできない。
3-4条 問合せ(インクワイアリー)
競技規則を参照のこと。
3-5条 コーチ宣誓
私はコーチ(および選手に関わるスタッフ)として『本大会(その他のFIG公式競技会)』にあたり、オリンピック理念に基づき、スポーツマンシップの精神のもと、フェアプレイの精神、薬物に携わらないこと、適用されるすべての規則を尊重することを選手に対し教示することを宣誓します。
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